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北海道観光マスターの資格を持つ管理人が実際に観光地やホテル・お店を訪れてレポートしたり旅行記・宿泊記を書いてる当ブログ「実走北海道2nd」
今回は。。。
中頓別町にある国の登録有形文化財、旧丹波屋旅館に行ってきました。
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目次
3点でまとめると
- 大正から昭和初期に建てられた和と洋の建物が連なった和洋折衷の建築
- 元々は天北線小頓別駅の駅前旅館だったが現在は個人宅
- 中頓別が林業で栄えたころに作られた建物で活用プロジェクトが進行中
各種情報
駐車場:あり
トイレ:なし
売店:なし
特記事項:中には入れません。
訪問日:2023年9月 など
入り口
道路沿いにあり、中にも入れません。
案内板等
登録有形文化財の表記と下にはパンフレットも置いてあります。
それによると和の建築は大正3年頃、天北線小頓別駅開業に合わせて作られた建物で、洋館部分は昭和3年頃に建てられたとのこと。
こんなところ
和洋折衷のたてもの全景。
完全に別の建物に見えますが中では繋がっていて、一つの建物として営業していたそうです。
昭和初期ごろに建てられた洋館側からの写真。
道側からは分かりませんが屋根裏部屋のような3階があるようで、ちゃんと窓もついています。
道路側の窓も特徴的ですね。
観音開きの窓の上には装飾がつけられ、内窓は上げ下げ窓になっていて二重構造。
こちらは大正に建てられた和の建築。
中央の玄関を開けると階段があり、2階部分が客室に当たるそうです。
雨戸入れに大きく丹波屋と書かれているのが昔の旅館っぽいですね。
駐車場側から。なんとか改修しないと建物が雪の重さに耐えられなさそうな気がする。。。
文化庁の有形文化財データベースの写真には隣は個人宅?らしきものが写っていますが、無くなって駐車場として使っているようですね。
総括
中頓別町の繁栄ぶりを後世に伝えてくれる貴重な文化遺産です。
法律上の問題なのか登録有形文化財としては和館と洋館が別々に登録されています。
道北地方には珍しい北海道開拓の頃の建造物なのでなんとか残っていてほしいところですが、雪の重みや経年劣化でかなりまずい状態な気がします。
そんな中、中頓別町の有志による保存活用プロジェクトが始まり保存のためのクラウドファンディングも開始されています。
保存のためのクラウドファンディング11月10日まで:https://readyfor.jp/projects/9tanbaya
後世に伝えたいと思う方はぜひご協力を。
参考リンク:https://www.kyutanbaya.jp/top/
近くの枝幸町にある三笠山展望閣もおすすめ:https://jissohokkaido.com/2023/09/28/10291/
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